放下著(ほうげじゃく) - 禅語的日日是好日

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放下著(ほうげじゃく)

「一物不将来の時如何」と問うた厳陽尊者に対して、趙州和尚は「放下著」と答えた。
 「煩悩を断じ、無一物の境涯を得た私にこれからの修行を教示してください」と頼む厳陽に趙州は「何を」捨ててしまえと言ったのだろうか?
 人生とは、荷物を背負っての旅だ。荷物は時折重荷となって苦しみの原因となる。財産・地位・名誉・家族・プライドなど、だいたいはあった方がよいし、それによって充実した生き方を実現できるはずだが、なぜそれが苦しみになるのか。
 おごりを生むからだ。おごりの本には自我欲望がある。
 趙州は厳陽に、自分は悟ったのだというおごり、自我を見て取ったのだ。それを捨てろと言った。
 上司や同僚、友人の箴言に腹を立て、連れ合いや子どもに逆らわれて逆ギレする。他人に弱みは見せられないと虚勢を張ったかと思えば、どうせ自分は孤独で、誰からも理解されない、といじけたり、まこと人間忙しいが、これすべて、何ごとも思い通りにコントロールしたいと望む自我欲望が原因なのだ。
 捨てられず、にっちもさっちも行かなくなり、命を捨てるくらいなら、さっさと自我欲望など捨ててしまえ!
『五家正宗賛』
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