禅語をヒントに「日日是好日」を実現しましょう。
投稿日:2009.08.03 カテゴリ:術語
はっきりとはわからない。史実として確かなのは、元の大徳4年(1300)に張〔火+韋〕(ちょうい)が、「宗門第一書」と冠して出版した事実で、これが現在流布している張本である。張本より古いものが日本にある。ただし、これは『碧巌録』の全体ではない。道元禅師が宋から帰る際に一晩で書写したと伝えられるもので、通称「一夜碧巌」とよばれている『仏果碧巌破関撃節』(ぶっかへきがんはかんげきせつ)である。金沢市の大...
投稿日:2009.08.02 カテゴリ:術語
『雪竇頌古』(せっこょうじゅこ)とは、雪竇重顕(せっちょうじゅうけん)(980-1052)が『伝灯録』(でんとうろく)『雲門広録』(うんもんこうろく)『趙州録』(じょうしゅうろく)などの禅僧の語録から、古則あるいは公案などと呼ばれる問答100を選び、そこに韻文の論評を加えたもの。古則・公案の部分を本則、論評の部分を頌という。...
投稿日:2009.08.01 カテゴリ:術語
北宋初期の禅僧雪竇重顕(せっちょうじゅうけん)(980-1052)の編著書『雪竇頌古』の本則と頌に、北宋末期の圜悟克勤(えんごこくごん)(1063-1135)が垂示や著語(じゃくご)、評唱を付け加えたもの。垂示は、本則の前(冒頭)にあって、圜悟が本則と頌に対して一種の問題提起をしたもの。すべての本則に対してあるわけではない。評唱は、頌の後ろにあって、圜悟が本則と頌に対して解説・論評を加えたもの。...